おさかな日記

健康だけど明るくはない日記を書きます

20210321 「ジャスト6.5 闘いの証」を観た

休み終わったね!!!!!明日からもがんばりましょうね!!!!!

 

 

 

イラン映画『ジャスト6.5 闘いの証』を観ました。

youtu.be

just6.5andwarden.onlyhearts.co.jp

 久しぶりに映画観たのと初イラン作品なので、今回は、も、本当に感想がひどくなっちゃいそう。いつも通りネタバレしかない感想未満雑多です↓↓↓

 

 イラン映画!!はじめて!! 難しかった!!

 勝手に麻薬組織を捉えようと奮闘する警察の話だと思っていたけれど、全然違いましたね。あらすじはちゃんと読みましょう。

 

 犯罪の観念がちがいすぎてびっくりした。まず警察あんな感じでいけるんですね! 大きな悪を捕まえるために小さな善をぽいぽいしていく感じ。結局お母さんもわんちゃんに吠えられたけれど、まだ確証もないのにあんなに粗暴な扱いをして許される文化なんだ〜とふむふむした。

 おかしいとか嫌だなとか思った訳ではなく、そういう文化もあるんだなという発見です。もしかしたら映画作品としての誇張なのかもしれないけれど! =イランとするにはきっとまだわたしには勉強が足りていないな。

 

 文化といえばスラム?とかも。ホームレスのところすごかった〜。本当にあのような地域が存在するのかなあ。だしあの規模を全部檻にぶち込んでしまうのが、考えられなくておもしろかった。

 規模がちげ〜。スケールがでかすぎるし、いろいろ雑?といっていいかわかんないけど雑すぎる。証拠とかあんな私情が入り乱れるんか!日本も実はそうなんですか?!

 最後の方のさあ、麻薬のキロ数ちょろまかしたとかの下りがさあ、あんな簡単に嘘つく?!し信じる?! 確かに6キロが正しいという確証はないけれど、8キロだったという確証もないじゃんね〜!と思ってしまった。監視カメラがあってよかったね。

 

 ハードボイルドなかっこよさましまし犯罪映画でもあったし、家族とか心情をぎゅっとした映画でもあったし、もりだくさんだった。前述の通りてっきり捜査官が主人公だと思っていたので、だんだんナセルが可哀想だなと思ってきた時に自身の認識について、ん?となった。あれ主人公?ってなった。メインビジュアルの檻のシーンでようやっとこっちが主人公か〜と気づきました。

 私が今まで見てきた映画だと刑事と巨悪の対立になると、悪側はとんでもないサイコパスみたいな感情ありませんみたいなパターンが多かったのです。人間味を感じる悪役のトップというのがすごく新鮮だったなと、今になって思う。

 

 うんうんやるせないねえ。最後がすっきりじゃなく、じめじめとした感じで終わるのがよかったです。泣いちゃうんだもんな。でも悪になることでしか助けられない人もあったのだし、それによって死んでしまった人も多かったけれど。んん悪いことをしたから処刑なのだとは思うけれど、そうなってしまう社会背景とか格差問題も主題ではあるんだろうな。日本も麻薬で死刑なるんですか?!?! そんな重いんすか?!?!

 一人捕まえても変わらないというのも、警察の立場としてやるせなかった。確かに悪だけどしょうがないけれど悪だったナセルが、唯一の首領ではなく一個の元締めに過ぎなかったというのが悲しい。

 

 カメラワークもこちらの酔いを考慮していなくて最高だった。最初の全速力のシーンとか、螺旋階段のシーンとか! あんまり映像で酔うことないけれど、階段のとこは酔った。でも酔うということで気持ち悪さを私自身に演出されていて、酔いながらすげ〜!と思った。

 映像できた!で完結しないで、観る側の五感もジャックするのすごくないですか!観ることで感じるものが完成するのがすごいと思います!おもしろ!

 

 

 

 とりあえずはこのくらい。実はあんまり理解出来ていなかった部分も多いので、もう一回観たいなとは思います。でもその前にウォーデンもみた〜い! 明日観るつもりです。早起き頑張る。